こんにちは!サイバーリサーチ編集部です。
サイバー攻撃や個人情報の転売などは見えないインターネット上で行われています。
弊社の調査だけでも数多くの個人情報の漏洩を見てきました。
ただ、その現状を見るのは一部のみで一般的には可視化できないのが現実です。
その結果、実際にセキュリティ対策が必要なのかわかりませんよね。
そこで今回は、サイバー攻撃をリアルタイムで可視化できるツールを紹介していきます。
少しでもサイバー攻撃を感じていただけたらと思います。
サイバー攻撃のツール7つを紹介
リアルタイムでサイバー攻撃が行われている今日この頃。
今回、紹介する7つのツールでリアルタイムでのサイバー攻撃を見てみましょう!
ツール1. Cyberheart Real-Time Map
アンチウイルスソフトの会社である「カスペルスキー」が提供している可視化ツール。
世界中でウイルスソフトのカスペルスキーがブロックした件数が可視化できます。
一般的な方ですと、サイバー攻撃を認識する上では良いツールですね。
地球儀で非常に操作性に優れていて、見やすいです。
1つのアンチウイルスソフトだけで、リアルタイムでこれだけ検知していたら怖い。
Cyberheart Real-Time Map 公式サイト
ツール2. Digital Attack Map
Googleが運営している可視化ツールで、「DDoS攻撃」を可視化しています。
DDoSとは、Webサービスの利用を停止するために、複数のコンピューターで負荷をかける攻撃ですね。
主に政府や企業のサーバーへ大量のトラフィックを送りつけることで、サービス提供を妨害することが目的。
実際にサービスを見てみると、アメリカや中国などトラフィックがすごい。
時期に応じて、政治的な意図が見え隠れするので、ぜひ確認してみてください。
ツール3. FireEye Cyber Threat MAP
FireEye社が提供しているサイバー攻撃の可視化ツール。
リアルタイムで、どの国からどの国へ攻撃しているかが目に見えてわかります。
本日のサイバー攻撃の件数もカウントされていたり、右下にはTOP5の産業別もありますね。
見ていると日本では全くない反応がないのはなぜだろう。
FireEye Cyber Threat MAP 公式サイト
ツール4. Live Cyber Attack Threat Map
Check Point社が提供している可視化ツール。
Check Pointはイスラエルを本社に構えるセキュリティメーカーです。
リアルタイムでのサイバー攻撃はちろんのこと、ターゲットの国、産業別、攻撃種類のランキングがわかります。
このツールを見るだけでも、どれだけ攻撃し合っているかがわかりますね。
私が見たときは、特にアメリカが活発でした。
Live Cyber Attack Threat Map 公式サイト
ツール5. IBM X-Force Exchange
IBM X-Force ExchangeはIBMが提供しています。
C&Cサーバーやスパムメールの配信元IPアドレスを可視化することができます。
項目をクリックすると、実際のIPアドレスも見ることが可能。
また、ログインまたはアカウント作成を求められますが、ゲストとして入ることもできます。
なので、気軽に見ることもできますね。
ツール6. Fortinet
Fortinet社が提供する可視化ツール。
リアルタイムでのサイバー攻撃状況やOSまでわかってしまいます。
マップを見ているとほぼアメリカにフォーカスされている感じはします。
日本を見ると、常時というわけではないですが、飛び交っているのは見えます。
アカウント作成やログインなどは不要なのでぜひ、みてくださいね!
ツール7. Nicter
情報通信研究機構(NICT)が提供している可視化ツール。
ダークネットでのトラフィックの一部をWEB上に公開しています。
ダークネットとは、通常の検索エンジンからではアクセス不可で、特殊なブラウザを使ってしかアクセスできません。それ故に、違法商品や犯罪の温床となるサービスが満映しています。
そのトラフィックをNICTは可視化しているようなイメージとなります。
把握できるところとしては、国別のパケット数やTCP/UDP 宛先ポート番号などがわかりますね。
まとめ
以上、リアルタイムでサイバー攻撃を可視化するツールを紹介しました。
この記事を読んでいる今でもサイバー攻撃は行われています。
ただ、サイバー攻撃は見えないと実感がわかないですよね。
なので本記事で紹介したツールを使って、確認していただけたらと思います。
また、個人情報漏洩の調査は一次調査まで無料ですので、お気軽にお問い合わせください!