こんにちは!サイバーリサーチ編集部です。
サイバーセキュリティは近年、非常に大事になってきています。
お客様へサイバーセキュリティについての大切さを説明させていただいております。
その中でよくいただく声としては、
「田舎の会社だから関係ない」
「漏洩事故はテレビやネットの話」
「小さい会社だから狙われない」
になります。実際に、目に見えないので情報事故が起きないと実感できないですよね。
なので、今回はなぜ中小企業でもセキュリティ対策する必要があるかご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウイルス感染の目的とは
最初の考え方としては、「そもそも、サイバー攻撃者がウイルスを感染させる目的」です。
よくお客様に質問させていただく内容ですが、多くの方が「情報漏洩」とお答えされます。
確かに、ウイルスに感染させて、知らない間に情報が漏洩した事故はよくあります。
しかし、その情報漏洩はあくまでサイバー攻撃した結果なんですよね。
その情報漏洩させる目的の多くが「お金」なのです。
サイバー攻撃者は個人情報を盗み、その個人情報をダークウェブで売買し、お金を稼いでいます。
もちろん、お金以外にも政治的な理由であったり、腹いせ目的であったりします。
ただ、ここ数年はお金目的のサイバー攻撃が圧倒的に多くなっていますね。
サイバー攻撃が起こる理由の記事はこちら!
なぜサイバー攻撃が起きるのか?その5つの理由・目的を解説
かつては大手企業が狙われていた
サイバー攻撃は今まで大手企業が狙われていました。
大手企業が狙われる理由としては下記です。
1) 膨大な情報量を扱う大手企業
1つ目は、大手企業は多くの情報量を扱っています。
皆様が使われる大手ECサイトだとイメージがわきやすいです。
上記のような企業は圧倒的に顧客情報を持っています。もしその顧客情報が1件100円で売れたらどうでしょうか?
昨年時点の利用者数が5,000万人いるとしたら、全ての顧客情報が手に入り、売れれば50億円も手に入ることになります。
あくまで極端な例ですが、億単位のお金が入れば、労力を割いてまで狙うターゲットになるのです。
2) 価値のある情報を扱う大手企業
2つ目としては、大手企業が持つ情報は価値があります。
どういうことかというと、高級な製品を扱う企業の個人情報は高く売れます。
理由としては、高級品を購入できるほどお金がある顧客の証明になるからです。
攻撃者はお金出す確率のある人とお金を持っていない人だったら、どちらへ攻撃するかといえば前者になります。
ばらまき型が一般化した
今までは大手企業が狙われており、現時点でも大手企業が狙われているのは事実です。
中小企業については、昔はサイバーセキュリティの対象が必須ではありませんでした。
しかし、ここ数年でばらまき型メールが一般化したことにより、「大手企業だけがセキュリティ対策をすれば良い」というわけにはいかなくなりました。
如実に現れたのが、2017年のランサムウェアです。誰でもいいからお金払ってくれる方をターゲットとなり、ウイルス対策をしていないユーザーが感染していったのです。
ようはセキュリティ対策していない企業・一般ユーザーなど全員がターゲットになりました。
その結果、セキュリティ対策をしない企業は感染する構図になってしまったのです。
イメージとしてわかりやすいのが、満員電車で咳をして、感染を防げる方はマスクをしている方ですよね。
セキュリティも同じで、マスクをする方すなわちセキュリティ対策が必須となりました。
セキュリティ対策はどうしたらいいの?
会社の規模関係なく、セキュリティ対策が必要性はわかりましたでしょうか。
最低限のセキュリティ対策について、まとめましたので確認いただけたらと思います。
中でも、一番大切なのはセキュリティへの意識をあげることです。
例えば「メールは気をつける」、「いかがわしいサイトにはいかない」、「安易にファイルのダウンロードをしない」などです。
それでもセキュリティの世界は、100%ではないのでウイルスに感染する可能性はあります。
ですので、少しでも感染しないように最低限のセキュリティ対策はしましょう。
まとめ
以上、大手企業のみならず、中小企業もセキュリティ対策すべき理由についてご紹介しました。
今や会社の規模にかかわらず、インターネット接続できる端末があれば、ウイルス感染する可能性はあります。
テレビや新聞でニュースで取り上げられる情報漏洩やセキュリティ事故は他人事ではないです。
現在、すでに感染している可能性もあります。なので、セキュリティの意識を高めて、セキュリティ対策を進めていただけたらと思います。
セキュリティ対策に必要な現状把握をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。